SUPER FORMULA 2023 ROUND 7、 MOTULサポートのTEAM MUGEN 1号車が優勝!
#1 野尻選手、速さ復活、ポール・トゥ・ウィン! #15 ローソン選手、不運のレースも最終戦に望みをつなぐ。
フランス・MOTUL(モチュール)社製モーターオイルの日本総輸入販売元である、MOTUL Japan株式会社(代表取締役社長 岡本 崇)がエンジンオイルおよびギアオイルの供給を通じてTEAM MUGEN陣営をサポートしています。Motulがサポートする車両としては、 #1 TEAM MUGEN(野尻 智紀選手)、#15 TEAM MUGEN(リアム・ローソン選手)でシリーズ全9戦に挑んでいます。2023年第7戦は8月19日(土)、20日(日)モビリティリゾートもてぎ(栃木県芳賀郡)で開催され、#1 TEAM MUGEN 野尻 智紀選手が最後までトップを守り切りポール・トゥ・ウイン。#15 TEAM MUGEN リアム・ローソン選手もチェッカーまで走り切ることができました。
■選手・チームコメント
野尻 智紀選手(#1 TEAM MUGEN)
僕がドライブしているこの車両にはMotulのオイルが入っています。Motulのオイルが入っているおかげで安心して思い切り攻める事が出来ています。いつもサポートに感謝しています。
チームコメント
MUGENは長年Motulとテクニカルパートナーシップを築いてきました。
近年では、TEAM MUGENとして日本国内トップカテゴリーのSuper Formula に参戦しており、エンジンオイルを含むすべての油脂類のサポートのおかげでレースを戦うことが出来ています。
そのような実戦の場に於いて、エンジンは常に高負荷の状態にさらされており、過酷な条件下で常にエンジンの性能を最大限引き出し、信頼性の面でも期待に応えてくれています。
MOTUL 製品は最新設備の整ったMOTULの研究所で改良され、数々の実戦の場からフィードバックを受け、今後もさらに進化していくものと思われます。
当然これはロードカー(一般市販車)に使用される場合も同様で、性能の違いは体感でき、性能向上のみならず耐久性も保証されるものです。
最後に我々はMOTUL 300Vは常にエンジン部品の重要な”部品一つ”と認識していますので、 これからもお互いの目標に向けテクニカルパートナーシップのもと勝利を重ねていきたいと思っています。
SUPER FORMULA RD.7 レース結果 予選:8月19日(土)
#1 野尻 智紀選手 1位(Q1:3位 / Q2:1位)
#15 リアム・ローソン選手 3位(Q1:3位 / Q2:3位)
フリー走行は暑さのなかでセッションがスタート。ローソン選手はもてぎ初走行ながら、中盤にトップタイムを更新。その後、続々と他車がタイムを更新するなか、入念にセットアップを確認していた野尻選手がニュータイヤを投入しトップタイムを記録。フリー走行の合間にスタート練習、終盤には予選シュミレーションやピット練習をこなしてセッションを終了しました。
■田中監督
ここ数戦、野尻選手は速さという点で苦労していましたが、今日の予選ではスタッフとともに悪い部分を解析・修正し、結果的に速さを取り戻してポールポジションを獲得してくれました。本当に嬉しいです。
リアム選手は3位という結果でしたが、初めてのコースで周回を重ねる度にタイムを更新していたことから、もう少し練習時間があればポールを獲ることもできたと思います。少し残念にも思いますが、とても頑張ったのではないかと思います。
明日は良いレースを見せられるようチーム一丸となって頑張りますので、最後まで応援をお願いします。
■野尻選手
朝のフリー走行の走り出しは調子が悪いかなという感覚はあったのですが、チームが用意していた改善アイテムを試していったら良くなって来たので、これだったら戦えるという手応えを得ることができました。この週末に向けてチームが用意してくれた努力に凄く感謝しています。
そこで車もある程度の方向性が見定められたので、予選に対して自信を持ってアタックできたし、どういう風に走ってもグリップをし続けられるような懐の深い走りができて、乗っていても楽しい良い一日でした。
決勝に関しては、ここ数戦のレースでは決勝のペースが良くなかったですが、今週やって来たことに良い影響を与えてくれるアイテムがあると思いますので、良い決勝レースができるのではないかと思っています。
ただ、さらに改善をしていかないとライバル勢に及ばない部分があるかもしれないので、そこは今一度見つめ直して、明日しっかりといい結果を出せるように準備をしていきます。
現地で応援してくれている皆様、本当に暑いなかコースサイドやグランドスタンドにいてくれて、そしてポールポジションを獲った後、多くの方が旗を振ってくれて嬉しかったです。
第2戦以来のポールポジションで、この光景をしばらく目にしていなかったので、久しぶりに迎え入れられている感じがして本当に嬉しかったです。明日も最後まで応援してください。宜しくお願いいたします。
■ローソン選手
予選を終えてホッとしています。小池エンジニアを始め、チームが一丸となって良い車を用意してくれたので、とてもいい予選ができたと思います。特にQ1からQ2にかけて路温に変化があってタイムを速くできたのですが、結果的に予選3位は良い結果だと思います。
もてぎは初めてのサーキットで、想像していたよりも細かなところで経験を積まなければ、という所もあったんですが、時間は掛かりましたがうまくこなすことができたと思います。
明日の決勝は、午前中にフリー走行があるのでさらに勉強して、いい決勝となるよう調整したいと思います。
そしていつも応援ありがとうございます。今回特に暑いレースなので、グランドスタンドなどで皆さんも大変かと思いますが、そういったなか僕たちを応援してくれてありがとうございます。明日も頑張りますので、応援よろしくお願いします。
SUPER FORMULA RD.7 レース結果 決勝:8月20日(日)
#1 野尻 智紀選手 1位
#15 リアム・ローソン選手 13位
スタート直後に野尻選手とローソン選手がバトルとなり、アウト側に膨らんだローソン選手がコントロールを失い、多重クラッシュが発生。赤旗中断のなか、ローソン選手はリアウイング等の破損修復で緊急ピットイン。チームが総力を挙げてレース再開までに修復を終え、レース再開と同時にコース復帰。しかし赤旗中断中のピット作業違反により、リスタート後にドライブスルーペナルティを消化。
一方、野尻選手は、後方とのギャップを確認しながら25周を消化したのちピットインしトップをキープ。ローソン選手は、29周を消化してピットイン。タイヤ交換とともに、リアウィングのカーナンバー貼り付け作業を実施。野尻選手は最後までトップを守り切りポール・トゥ・ウイン。ローソン選手もチェッカーまで走り切ることができました。
■田中監督
まずは野尻選手が優勝してくれてとても嬉しく思っています。これまで抱えてきた問題をもてぎに向けて修正してきたことが、レースで結果として表れ、野尻選手に本来の速さが戻ったのがとても良かったと思います。
一方で、ローソン選手のスタート直後のクラッシュはチームとしてチャンピオンシップを考えれば、避けなければならない出来事でした。
野尻選手、ローソン選手ともにチャンピオンの可能性は十分にありますし、最終戦の鈴鹿ラウンドではどちらのドライバーもしっかりとポイントを獲得できるよう準備をしていきますので、これからも応援を宜しくお願いします。
■野尻選手
第7戦、優勝することができました。ありがとうございました。
ここ数ラウンド、結果が伴わないレースが続いていてましたが、今日はペースが良かったですし、何と言ってもタイトル争いに加わりながら、最終戦の鈴鹿を迎えるとができるので、3連覇に向けて僕自身もまだまだワクワクしています。
応援してくれたファンの声援が本当に届いてますし、今日も暑いなかチェッカーを受けた後にたくさんの方々が手を振ってくれたのが本当に嬉しかったです。また次も頑張ります。
■ローソン選手
タフな一日になりました。車の状態も良くいいスタートが切れたのですが、2コーナーで野尻選手と争っている時に、縁石に乗りコントロールを失って大きなクラッシュへつながってしまいました。
ただ、赤旗中断のなかでチームが車を全力で修復してくれ、ピットオープン約20秒くらい前にコースに戻ることができ戦列に復帰できました。ですが、赤旗中断中の作業違反により、ドライブスルーのペナルティとなり、最終的にポイントを獲得できなかったのは残念です。しかしチームは、本当に素晴らしい仕事をしてくれたと思います。
鈴鹿は走ったことのあるサーキットで、他のドライバーたちの経験値が高いコースで、タイムは僅差になると思いますし、凄くタフなレースになると思いますが、良い結果を得られるように今から準備をしたいと思います。
ファンの皆様、いつも応援ありがとうございます。今日はポイントを獲得できなかったですが、鈴鹿では最大限努力するので、またみんなに会えるのを楽しみにしています。