MOTULは植物由来原料のレーシングオイルでチームスズキの鈴鹿8耐参戦をサポート
05.04.2024
フランス・MOTUL(モチュール)および同社製モーターオイルの日本総輸入販売元である、MOTULJapan株式会社(代表取締役社長 岡本 崇)は、2024年7月に開催される「鈴鹿8耐」にスズキ社員中心のチームで参戦を発表した「チームスズキCNチャレンジ」をレーシングオイルのサポーティングパートナーとして支援してまいります。
「チームスズキCNチャレンジ」は、燃料をはじめとするサステナブルなアイテムを使用し、耐久レースの厳しい条件の中で実走行を通じて環境性能技術の開発を加速させ、今後の製品へフィードバックすることを参戦の目的にしています。
Motulは、自動車用オイルの高性能化に取り組んできた先駆者として、 環境負荷を低減する材料の調達にこだわり、1990年代から生分解性潤滑油(※)の開発による環境汚染リスクの減少を目指し、数々の環境への負荷を軽減するプロジェクトに取り組んできました。今回のチームスズキCNチャレンジのコンセプトへの賛同とコラボレーションは、サステナブルなモータースポーツの実現の一端を担うことを自負するMotulの高い技術力を証明するものです。
チームスズキCNチャレンジに提供するMotulレーシングオイルは、チームの厳しい要求に応えた特別仕様で、化石燃料に由来しない、植物を原料に製造されたサステナブルなオーガニックベースオイルを使用しています。植物は成長過程で二酸化炭素を吸収して酸素に変えていますので、植物由来の原料を使うことで製品を製造する際のCO2排出を削減することができます。モチュールのラインアップにもオーガニックベースオイルを使用したものがあり、このような環境負荷を低減した製品はカーボンフットプリントプロダクト( CFP=Carbon Footprint of Product )と呼ばれ、欧州を発祥に日本でも近年注目を集めています。
※生分解性潤滑油剤とは、自然界に存在する微生物によって物質が壊れる、あるいは変化することにより分解される潤滑油剤のこと。
エンジンオイルはベースオイルにエステルや添加剤をブレンドすることで特性を生み出していますが、オーガニックベースオイルを使用することで、より環境負荷の低減に貢献していくことが可能になります。こうしたテクノロジーをファンの皆様に知っていただき、継続的なモータースポーツの発展につなげることもMotulが掲げるチャレンジのひとつです。
Motulは多くのチームのパートナーとして過酷なレースをマシンの内側から支えながら、今年からは世界耐久選手権の公式サプライヤーとしても復帰し、モータースポーツファンの皆様とシリーズの世界的な魅力を支えてまいります。この夏は「鈴鹿8時間耐久レース」にご注目ください。
■チームスズキCNチャレンジとは
スズキ株式会社は、「2024 FIM世界耐久選手権"コカ·コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第45回大会」に、燃料をはじめ、複数のサステナブルアイテムを使用して参戦します。プロジェクトにご賛同いただいたパートナー企業様のタイヤ、オイル、カウル、ブレーキなどサステナブルな新技術の開発を兼ねた挑戦です。